#パウダー製品の誕生秘話
2019.08.30
rms beautyの商品は、ココナッツオイルを始めとした豊富な植物オイルを配合して作られるクリームタイプがメインだった。
小さなガラスの容器に入ったルミナイザーやリップチークは
生き生きしたツヤ感や発色の良さを実現し、
肌によく馴染み、まるでスキンケアのように保湿し栄養を与える。
「rms beauty」という名前を世界に知らしめた立役者だ。
ブランドとして世界を舞台に成長を遂げるさ中、
ローズ・マリーのもとに多く寄せられたのが、
「パウダータイプの商品を増やしてほしい」という声だった。
それは、湿度の高い地域から寄せられた。
日本もまさにその国のひとつ。
平均的に雨が多く湿度が高い地域では、パウダータイプが重宝される。
パウダーとはいえツヤ感をなくしてしまったり、乾燥を引き起こしてしまったら、
rms beautyらしさは損なわれてしまう。
そこでローズ・マリーがこだわったのが、
「非加熱」で製造することを可能にした「プレスド製法」だ。
製造過程で熱が加えられると、パウダー自体の水分が飛び、
肌に乗せたときに乾燥を引き起こす原因となる。
また、どんなに新鮮な植物オイルやミネラル成分を配合したとしても、
製造過程を疎かにすれば水の泡になってしまう。
とにかく成分の持つ栄養素を生きた状態で製品化すること。
それはパウダーに限らずブランドのポリシーでもある。
非加熱のプレスド製法で作られたrms beautyのパウダー製品はどれも、
まるでバターのように生質感で、乾燥とは無縁のしっとり感。
それでいて肌に乗せるとふわっと軽く、さらりとした使い心地。
どんな要望にもrms beautyらしさを損なわずに答えていく。
彼女の徹底した製品づくりへのこだわりは決してぶれることはない。